母の事②備忘録

 次の日、午後から手術との事で 1時間位かかる浜松の街中の病院に、
車を運転して出掛けた。
一昨日の母の痛さによるパニックで、必要が無いトイレ シャワーまで付いた個室への
入院となったみたいなのに、今日は妙に落ち着いて・・・
痛くないのか、足をあっちこっち動かしたりして、何も骨折した患者ではないようで・・・・
弟と私には重い空気が流れ、何とも居心地も悪く・・・・・・
時間だけが気になった・・・・・・
2時半も過ぎた頃・・・・・・
麻酔医が「心臓が弱っていて・・…もしかしたら・・・・
今入れている管が外せなくなるかもしれません・・・・・」
私達もう、まな板の鯉ではないがお任せするほかなく・・・・
「よろしくお願いたします・・・・・」「万全の人員で臨みますからご安心ください・・・・・」
「もう少しお待ちください・・・・・・・・・・・」
今はもうお願いして時間の過ぎるを待つのみで・・・・・
ドーンと又重い空気がなんとも言えない感覚で襲って来て・・・・
 
又、3、40分過ぎたでしょうか、別の麻酔医がみえ
「大変心臓が弱っています、もしかしたら・・・・
万にひとつ運悪く呼吸が止まるかも知れません・・・・・・・
こちらとして万全の体制で臨みますからご安心ください・・・・もう少しお待ちください」と
そう言われても、その都度「分かりました・・・」
依存ありません、よろしくお願いいたしますという態度と言葉を話すだけの私で・・・・・
そして・・・・
もう、2人は何もしゃべらず、ただ、ただ時間を過ぎるを待つのみ・・・・・・
母は時々ちょっと以前と変わらないような 能天気な言葉をだしてみたりする。。
いつまでも呼ばれない・・・・・・・・
 
長い時間は過ぎた・・・・
時計を見ると4時の5分前くらいまで過ぎていた・・・・・・・・
 
ようやっと看護師さんがみえ、
「外科の先生からお話がもう少々でありますから」と。
 
結果、外科の先生は昨日すぐにも緊急手術をしたいと思ったが、
そして2人の麻酔医をかかえ手術をしようとしていたが、
検討検討・・・・・循環器の先生から最終ストップがかかったらしい・・・・・・・・
 
そして、母は今までたいした病気もせず普通に暮らしていたのだが、
大腿骨骨折で入院してわかった事、肺、心臓の機能が通常の半分以下だったらしい事・・・・・・
そして、右足の大腿骨は自然治癒というか、固まるのを待つのみで
残念ながら、整形外科での治療は断念することとなりました・・・・・・・・・
 
長いながい半日でした・・・・・・・