母の事①

もう認知症を発病して初期のころから、7,8年になった母、
(年相応のぼけ位に考えていて、認知症を私が自覚し始めたのはこの4,5年です)
思うと・・庭を・・・どんな気になったのか、
形作った木の根元に、掘り出した大きい石を土塁の様に積み上げ
木のない所は深く掘り、土を石の上へ、上へと掛けていく・・・・・
何か思いがあるのでしょうが、
いつの間にか庭は無残な庭へと変わっていった・・・・・・
(庭があんなになった初めがいつか分からない、そんな前から認知は進んでいたのね)
大きな、 漬物樽には一杯の水をいつも張り・・・・・・
草を取っては、屋敷から外へ・・ポイと投げる・・・・・
以前の母とは別人の母でした・・
その度に気がつくと見えないよう拾ってきたものでした・・
そして近頃は、週5日ディサービスへ行くようにもなっていた母でした・・・・・・・・
 
12月17日夜半弟からの電話はどうしたら~と言う事で
救急車を要請してと答え、搬送され、母の右足大腿骨骨折と言う事で
大変な年末が始まりました・・・・・・・
”9時過ぎトイレに起きた母が、例のごとく誰もいない部屋をチェックしていて、
足が躓き骨折したらしい・・・・・・・”
 
翌朝病院へ行くと、
本日緊急手術をするからとの 看護師さんからのお話でした。
昨夜はパニックと痛さから大変な時間を過ごしたらしいが、
たいして痛そうでもなくベッドに横になっていた・・・・・・
 
色々な事が思い出され・・・・
これからどうなるのかなぁ・・とか思って見ても
なんともぼんやりで・・・みえてこない・・けれど
確実な事は、もう母はあの家には戻れないなという事だけは
はっきり分かった。。
待てども、手術は呼ばれなかった・・・・・・・
 
手術は翌日午後にと言う事で、思ってもみなかった母の入院で
・・・・・・94になる母の今後を思うとせつない気がいっぱいになりました